
お腹で赤ちゃんが少しずつ大きくなって幸せ気分でいっぱいの中、「こむら返りに悩まされることが増えた」という妊婦さんは意外と多いです。
こむら返りとはふくらはぎに突然痙攣症状が起きることですが、こむら返りはあんまり聞き慣れない表現ですがいわゆる足がつることです。妊娠中はお腹が大きい分こむら返りへの対処が一苦労。こむら返りが起きた時のため、対処法や予防法を知っておくことが大切です。今回は妊娠中のこむら返りの原因や対処法、予防法についてまとめました。
妊娠中はこむら返りになりやすくなるって本当?
妊娠中の悩みとして「足がつりやすい」と言う妊婦さんが多いですが、実際、妊娠中はこむら返りが起きやすいと言われているのは本当なのでしょうか?妊娠している、していないに関わらず、こむら返りはだれにでも起きるもの。ただ、実際に妊婦さんの方がこむら返りが起きやすいことは科学的に証明されています。
妊娠したばかりの頃はこむら返りが起きる頻度は低いものの、出産が近づくと頻度が増していくと言われていますが、出産後は症状が収まっていくと言われてるんです。
実は妊婦さんのうち半分くらいの方はこむら返りを経験しており、中には症状が重く、日常生活に支障をきたす方も。注意したいのは夏場で、足だけにとどまらず全身に症状が広がる場合もあることです。
夏場は脱水症状の可能性もあるため、症状が収まらない時は医療機関を受診することをおススメします。また、痛みがひどい場合も医療機関を受診した方がいいでしょう。場合によっては治療が必要なケースもあるため、要注意です。
妊娠中のこむら返りの4つの原因
妊娠中じゃなくても、こむら返りは痛いしイヤですよね。
妊娠中期以降はただでさえお腹が大きくなって動きにくいのに、なんでこむら返りになりやすくなるの?と疑問のかたも多いのではないでしょうか?ここではどういう原因で起きやすいのか4つの原因を見ていきましょう。
体重増加や疲労

妊娠後期になると、赤ちゃんの体重が増加するため、ママのお腹もどんどん大きくなっていきます。すると、体の重心が傾きがちになり足に負担がかかりやすくなっていき、筋肉疲労が起きやすくなると言われています。また、体重増加によって動きにくくなってしまい疲労がたまっていき、精神的な疲労にもつながります。肉体的、精神的疲労をうまく解消しながら生活することが大切ですね。
足の血流が悪くなる

妊娠中のこむら返りの原因に足の血流が悪くなるというのがあります。妊娠後期になると、子宮が大きくなるため足の静脈が圧迫されていき、血流の量が2倍以上にも増えるとか。さらに、妊娠すると女性ホルモンの分泌量に変化が起き、血流悪化につながるそうです。プロゲステロンと言われる女性ホルモンが増加することで静脈血管壁の緊張が低下し、静脈が拡がってしまうのです。
血液濃度が低下する

妊娠すると、酸素や栄養素を赤ちゃんに届けようと血液の量が増加しますが、当時に濃度が薄くなっていきます。濃度が薄まると浸透圧が下がってしまい、筋肉が痙攣しやすくなることが分かっています。
ミネラル不足

ミネラルが不足すると、妊娠中こむら返りが起きやすいです。妊娠すると、栄養素が赤ちゃんに優先的に届けられるため妊婦さんは栄養不足に陥りがちです。筋肉を収縮させたり、神経の伝達をよくするために必要な栄養素はカリウムとカルシウム。これら2つの栄養素を調整する役割を持つのがマグネシウムだそうです。もちろん、これら全ての栄養素を積極的に摂ることが大切ですが、特にマグネシウム不足には注意が必要です。
妊娠中のこむら返り対処法
妊娠中、こむら返りが起きてしまったら、どう対処すればいいのでしょうか? いざという時のために、対処法を知っておきましょう。こむら返りは上でも申しました通り、血流の悪化が原因の1となっています。そのため、ふくらはぎをストレッチしてあげれば、症状が収まることがほとんど。こむら返りが起きたら、次の手順でストレッチしていきましょう。
- 足の力を抜き筋肉の緊張をほぐしながら足首を回します。
- 膝を伸ばして座り、つっている足のつま先を持ちゆっくりと手前に引いていきましょう。
- 立って壁に手をつき、アキレスけんを伸ばすように前後に足を開きます。
- つっている足のふくらはぎをゆっくりと伸ばしていきましょう。
痛いのは嫌だ!妊娠中のこむら返り予防する方法
こむら返りの対処法を知っておくことも大切ですが、起きないように予防しれおけば、痛い思いをせずに済みます。どういう予防法があるのか、見ていきましょう。
水分補給をしっかりと

妊娠中は栄養バランスのことを考える妊婦さんは多いですが意外と手を抜いてしまいがちなのが水分補給。体内の水分が不足すると、筋肉の痙攣が起きやすくなるため、水分補給をしっかりと行いましょう。
ただ、冷たい飲み物は避け、常温か温かい飲み物を摂るのがおススメ。冷たいものを飲むと、血流が悪くなったり、筋肉が硬くなってしまうからですね。
適度な運動を心がける

適度な運動を行うことで血流がよくなります。妊娠中の運動と聞くとウォーキングやマタニティスイミング、マタニティヨガなどがオススメ!
ただ、長時間運動すると筋肉疲労につながり、逆にこむら返りが起きやすくなるため要注意です。
食生活に気を配る

妊娠中のこむら返りを予防するには食生活に気を配ることも大切。特にミネラルやビタミンB1を含む食品を摂りましょう。また、牛肉や鶏肉、大豆製品を積極的に摂ると、血流が良くなり体を温める効果があるそうです。ぜひ、妊娠中は積極的にこれらの食品を摂るようにしてくださいね。
湯船に浸かって体を温める

めんどうだからと言ってシャワーだけで済まさず、湯船に浸かって体をしっかりと温めましょう。湯船に浸かることで血流がよくなり、筋肉がほぐれこむら返りが起きにくくなりますよ。また、湯船の中でふくらはぎをマッサージするのもおススメ。寝る前にお風呂に入れば、より効果的だと言われています。もし、つわりなど体調が悪く湯船に浸かるのが難しい場合は足湯や半身浴でも構いません。足の裏にはツボがたくさんあり、ツボを温めれば全身が温まってくるはずですよ。
まとめ
妊娠中はさまざまな要因でこむら返りが起きやすくなります。特にお腹が大きくなる妊娠後期になると、体重増加はもちろん運動がしにくく身体が鈍ってしまいがちでこむら返りが頻繁に起きやすくなるので、できるだけ注意したいところ。
妊娠中のこむら返りを予防法をまとめると、
- 水分補給をしっかりと
- 適度な運動を心がける
- 食生活に気を配る
- 湯船に浸かる
などがあります。 ここでご紹介したことを参考に、妊娠中のこむら返りをできる限り防ぐための生活を心がけてみてください。ただ、どうしても頻繁にこむら返りが起きたり、痛みがひどい場合はかかりつけの産婦人科医に相談することをおススメします。