
赤ちゃんが生後5ヶ月を過ぎると、一般的にはそろそろ離乳食を始めても良い時期となります。母乳やミルク以外のものをあげるのは、準備するだけでもドキドキですね!初めて赤ちゃんに食べさせるものとして、多くのママが選んでいるのがお米のおかゆです。
離乳食の初期は10倍粥からスタートしますが、裏ごしが必要なのか、いつまで10倍が粥なのかなど、お粥だけでも分からないことだらけです。今回はそんな10倍粥について、離乳食の進め方から簡単調理法まで詳しく解説します!
最初は裏ごしした10倍粥から始めよう

離乳食をスタートしたばかりの赤ちゃんにとっては、お粥は栄養源というより、スプーンから「ごっくん」と飲み込む練習する意味合いが強いです。そのため、まずは飲みこみやすさを重視して、のど越しが滑らかになるよう裏ごしします。
最初に10倍粥を選ぶ理由は、お米はアレルギーを引き起こす可能性が低いことや、お米のほのかな甘みが赤ちゃんにとって受け入れやすいことなどがあります。パンがゆなんかも手軽そうですが、小麦やたまごなどはアレルギーの恐れがあったり、塩分や脂肪分も含まれているので、お米のほうが安心なんです。
裏ごしはブレンダーがあると時短でお手軽

10倍粥の裏ごしは、すり鉢で潰したり離乳食セットの網で裏ごししたりといった方法もありますが、ちょっと手間がかかりますよね。面倒な洗い物も多くなってしまって、赤ちゃんのお世話をしながら毎回は大変です!
裏ごしにおすすめなのは、速攻で滑らかな10倍粥ができるブレンダーです。ミキサーのように場所を取らず、洗い物も最小限におさまりますよ。離乳食期が終わった後も、普段の料理に使えてなにかと便利です。
10倍粥の裏ごしはいつまでする?
離乳食の進め方は、厚生労働省からある程度の目安が示されていて、お粥については以下のように記述されています。
- 赤ちゃんが口の中で押しつぶせるよう十分に加熱する
- はじめは「つぶし粥」からスタートし、慣れたら粗つぶしに移行
- 生後5~6ヶ月頃の調理形態はなめらかにすりつぶした状態、7~8ヶ月頃は舌で潰せる固さ
※参照元:厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド
この「つぶし粥」というのは裏ごしした10倍粥のことですが、具体的にこれがいつまでとは定められてはいません。10倍粥であれば、粗つぶしでも舌ざわりは滑らかなので、赤ちゃんの様子を見て形状を変えてみましょう。
赤ちゃんの中には、裏ごしした10倍粥は全く食べないけと、粗つぶしにしたら食べた!というような子もいます。全く離乳食を受け付けない場合、米粒がしっかり柔らかく煮られた状態であることは大前提ですが、いろいろな形状を試して赤ちゃんの好みを探ってみてはいかがでしょうか。
いつまで10倍がゆ?ステップアップの目安
離乳食が順調に進み、食べる量も増えてきたら、次はいつまで10倍粥を食べさせればいいんだろう?という疑問が湧いてきます。これについても、厚生労働省からお粥の柔らかさを具体的に指示するような文言はありません。
ただし、舌で潰せる固さが目安となってくるのは生後7~8ヶ月頃なので、少なくともそれまでは10倍粥を続けましょう。もしステップアップした後、急に便秘気味になってしまった、うんちが固くて苦しそうといった様子が見られたら、水分量をもとに戻して様子を見てあげるのがオススメです。
10倍粥の作り方。炊飯器でもレンジでもOK!
10倍粥を食べさせる時期は、まだ1日に1食で少量とはいえ、準備するのは大変です。毎回お粥を米からお鍋で炊いて…なんて、赤ちゃんのお世話をしながらではなかなか続きませんよね。
これから離乳食が進むにつれて食材も増えていくので、今のうちに簡単に調理する方法も知っておきましょう!10倍粥だけでなく、ステップアップしてからは水分量を変えて応用できます。
お米と水の割合を知っておこう
10倍粥とは、お米:水=1:10の割合で炊いたお粥です。例えば、お米10gに対して水100mlで作れば、10倍粥となります。同様に、他の水分量では以下のようになります。
- 7倍粥…お米10g+水70ml
- 5倍粥…お米10g+水50ml
- 3倍粥(軟飯)…お米10g+水30ml
お米の重さ×倍数が水の量と覚えておけば、簡単ですね!
炊飯器で少量作る

赤ちゃんにも、ママやパパと同じように炊き立てのお粥を食べて欲しい!そんな人には、炊飯器の中で大人用ごはんと一緒に炊いてしまいましょう。
小さい耐熱容器にお粥の材料を入れて、大人用のお米や水と一緒に炊飯器に入れてスイッチを押すだけです。離乳食専用の「お粥ポット」などを使えば、中で倒れたり変なニオイが付いたりといった失敗もありませんよ。
ご飯から10倍粥を作る

炊いたご飯からでも、10倍粥を作ることができます。普通に炊くご飯は、水とお米の割合が1:1です。水の量はお米から炊く場合の半分となり、10倍粥のご飯と水の割合は1:5となります。
ただし、調理方法によって加える水の量が変わるので注意!お鍋で作ると水の蒸発量が多くなるので、多めに水を入れます。ここではじっくりコトコトお鍋で煮る方法と、時短で手軽に作れるレンジ調理の2つをご紹介します。
お鍋で作る場合の調理方法

分量:ご飯30gに対して水1カップ(200ml)
- 材料をお鍋に入れて、ご飯をほぐす
- 煮立つまで強火、その後フタをずらして弱火で20分煮る
- 火を止め、フタをしたまま10分蒸らす
もっと手軽に!レンジで作る場合の調理方法

分量:ご飯30gに対して水150ml
- 耐熱容器に材料をいれ、ご飯をほぐす
- ふんわりラップをかけ、レンジで加熱(500W…4分、600W…3分20秒、800W…2分30秒)
- ラップをしたまま10分ほど蒸らす
10倍粥は小分けして冷凍保存が便利
10倍粥の時期は、最初は小さじ1杯からスタートし、その後多くても1食あたり30gくらいの量しか食べさせません。そのため、まとめて作って冷凍保存するというのも、調理の手間や時間が省けて便利です。
離乳食グッズの一つに小分け冷凍パックがあるので、こちらを離乳食準備の時にいくつか用意しておくと良いでしょう。食材が増えてきても、小分けした野菜や肉、魚のペーストの冷凍ストックがあると、食事の準備がグンと楽になります。
解凍する時は、必ず一度煮立つくらいの温度にして、適温に冷ましてから食べさせてください。熱いお粥は、平な陶器のお皿に移して広げると早く冷めてくれますよ。
冷凍保存はいつまでできる?
赤ちゃんの抵抗力はまだまだ弱いので、鮮度には細心の注意を払いたいところ。おかゆも冷凍してあるとはいえ、長期間の保存は中身が劣化してしまいます。作ってから1週間以内を目安に使い切りましょう。
適度に肩の力を抜いて、離乳食を進めよう
最初の離乳食である10倍粥は、特に裏ごしが必要なうちは手間がかかって大変ですよね。
赤ちゃんが食欲旺盛だとやる気も出ますが、毎回遊んで終わりだったり、ベーッとされたりすると気も滅入ってしまいます。 たまには離乳食を休んだり、作るのが億劫になったらベビーフードのお粥にしてみたり、頑張りすぎないことも大切です。適度に力を抜いて、楽しい食事時間にしていきましょう!