妊娠が分かってから、病院での検診は増えていきます。
出産前の妊娠中に検診を受けることを出生前診断といいますが、妊婦さんの健康と母体内の赤ちゃんの成長を確認するためにもとてみ大切な検診になります。
「絨毛検査」は、たくさんある出生前診断の中での1つの検診です。絨毛検査は流産のリスクを事前にチェックするための大切な検査なので検索する内容や受診する時期、かかる費用についてまとめておきます。
妊娠してから検診っていっぱいあるよね
出産前は何回も通院しなきゃいけないから大変だよね。絨毛検査もその1つ。
え!?絨毛検査って初耳なんだけど・・・。
胎児の健康をチェックする上でも大切な検診だから詳しく教えるね。
絨毛検査って何?必要な検査なの?

絨毛は、妊娠初期の時の胎盤の一部でママと赤ちゃんの栄養の伝達を行う部分です。確定的検査と言われている絨毛検査と羊水検査。そのうち、絨毛検査は、妊娠初期の胎盤の一部である絨毛を採取して、染色体が健康かどうかを調べるための検診で妊娠10~13週頃に行います。
大切な検診ではあるものの、実は全ての妊婦さんが受診するものではなく、特定の条件の場合、受診を勧められます。
検診内容も妊婦さんのお腹に針を刺して絨毛を採取するので、ちょっと怖いという妊婦さんも多いですが、お腹の中にいる赤ちゃんの染色体の数や構造を調べることができるので染色体や遺伝子の異常を調べることができるため、ダウン症などの染色体や遺伝子の異常が原因による症状をほぼ100%発見することができます。(日本産科婦人科学会の公表情報)
絨毛検査は全員受ける検診なの?

絨毛検査は、大切な検査ではあるのですが、実は全ての妊婦さんが受ける検診ではありません。
お腹の中の赤ちゃんの染色体の状況を知ることができる検査なので全員が受けたほうがいいと思う方も多いと思います。ですが、絨毛検査は母体に少しだけ負担をかけてしまう検査であることから日本産婦人科学会が定める条件に合致した方のみの検査となっています。
また、実際はお腹の中の胎児の異常の中で染色体に異常が見られるケースが全体の4分の1程度と言われており絨毛検査は完璧な検査ではないんです。
絨毛検査を受ける必要がある条件とは

母体に負担がかかる検査と聞くと少し怖い気持ちになる方もいますが、未然に赤ちゃんの状況を知っておくことはとても大事になります。日本産婦人科協会が定めている条件は以下になります。
- 高齢での妊娠である方
- 夫婦のいずれかが染色体に染色体異常を持っている方
- 妊婦さんや旦那さんが遺伝性の高い病を持っている方
- 胎児が重篤な疾患にかかる可能性がある方
- 染色体異常のある赤ちゃんを妊娠・出産したことがある方
絨毛検査を受ける時期っていつ?

絨毛検査を受ける時期は妊娠10~13週頃に検診を受けるのが一般的です。
出産前検診として羊水検査や臍帯血検査がありますが、これと比べて早期に検診を受けられるので異常があった際に早期に知ることができるのが絨毛検査の大きな特徴と言えます。
絨毛検査ってどういう方法で検査されるの?
ママの体に負担がある検査って一体何されるの?と不安になるママも多いはず。ですが心配しないでください!実際の検査時間は15秒くらいで終わる検査になります。
【検査内容】
- 胎盤の位置を確認するために最初は、超音波検査をします。この時に赤ちゃんの発育状況や超音波検査でわかるような大きな異常がないか確認します。
- 絨毛を採取する方法は2つあり、「経腹法」と「経腟法」の2つがあります。名前の通り腹壁を通して採取するか腟~子宮頸管を通して採取します。※「経腹法」と「経腟法」でどちらの採取方法を選ぶかは胎盤の位置によって変わります。
検査が終わると2~30分ほど安静にした上で、抗菌を目的とした薬を数日分処方されて終了です。検査結果は一般的に2週間ほどかかるので当日には結果を聞くことができないですが、検査自体はあっという間に終わります。
費用ってどのくらいかかるの?

妊娠中の検診(出生前診断)は、基本的に保険適用外なので実費での費用負担になります。
出産準備中の検診は1回5000〜8000円程度が一般的ですが、絨毛検査は少し高く10~20万円くらいを見ておきたいところ(医療機関によって異なる)。
母子手帳をもらった際に渡される妊婦補助診察券は大体7万円程度の受給になるため絨毛検査を受ける場合、少し多めに診察費用を用意しておくことをオススメします。
絨毛検査のデメリットや注意点は?流産のリスクがあるって本当?
まず絨毛検査は、とても高レベルな技術が求められることから行きつけの病院では実施できない可能性があり、行きつけの病院で検診ができない場合、行きつけの病院から紹介されることもあります。
絨毛検査を実施しても約1%の確率で、染色体に異常があるかどうかを判断できないケース(モザイクと呼びます)があります。その場合は妊娠15~16週目に受けることができるもう1つの確定後検査である羊水検査を行い、赤ちゃんの染色体の状況をチェックします。
また、絨毛検査を調べると「流産のリスク」という言葉が出てきますが、日本産科婦人科学会の公表情報によると、絨毛検査の流産リスクは1%あるということを理解しておかなければなりません。
検査自体が危険なもにであるということではなく、妊娠してから比較的早い段階で受けることができる検査であることから、1%の流産リスクがあると考えられています。
そもそも絨毛検査は専門技術が求められることから検査ができる病院が限られていることは先ほどお話しましたが、検査自体がママの体に針を刺したり、カテーテルを入れる必要があるため検査による流産リスクがほんの僅かではありますがあることを予め理解しておきましょう。(もちろん検査前に担当の医師から注意点としてお話があるので勝手に検査されるなどはありません。)
まとめ
絨毛検査を受ける必要がある場合、妊娠中にお腹の赤ちゃんの染色体の異常を知ることができるのはとても重要で産後の準備や家族でのケアを考えていくための心構えをする大切な時間を作ることができます。
ほぼ確実に染色体以上をチェックできる一方で、多少なりともリスクがある検査であることを理解し家族でしっかりと話し合った上で検査に臨むことが大切になります。
絨毛検査を受けるかどうかの判断はもちろん強制ではないので、受診可否の決定はしっかり話し合った上で決定すると良いでしょう。また、万が一あまりヨゥない結果だったとしてもしっかり受け止め、生まれてくる赤ちゃんとの毎日を楽しく迎える準備をしてあげてください!