
赤ちゃんができて幸せいっぱいのはずなのに、なぜか涙が出てきたり、他人の何気ない一言に落ち込んだり…。このような、マタニティブルーの辛い症状に悩むママさんは多いです。
日本人女性の2人に1人がマタニティブルーになるとも言われていますが、自然に収まることがほとんど。 ただ、よくあることだと思ってマタニティブルーを軽く見ていると、産後うつに移行する可能性があるため注意が必要です。妊婦さん自身はもちろんですが、家族のケアも実はとっても大事。
そこで今回はマタニティブルーっていつからいつまで続くのか?症状や原因、対処法についてもお教えします。
マタニティブルーって何?
そもそも、マタニティブルーってどういうものなのかと言うと、医学的には出産後ホルモンの影響で起こる短期間のうつ状態を指します。最近では妊娠直後に精神的な変化についてもマタニティブルーと呼ぶようになりました。
愛する人との赤ちゃんができたのに、なぜか涙が出てきたり、精神が不安定になったり、イライラするなら、それはマタニティブルーなのかもしれません。
ただ、基本的にマタニティブルーは一過性のものなので、時期がくれば回復することがほとんど。ただ、長期間続くようなら医療機関など専門家に相談する方がいいとされています。
マタニティブルーの症状と原因

マタニティブルーの主な症状にわけもなく落ち込んだり、涙が出たり…などがあります。ほかにも、イライラして怒りっぽくなったり、突然不安感に襲われたり、出産や育児について不安になったり、自分を責めたり…などもマタニティブルーの症状です。
ほとんどのママさんなら妊娠中や産後にこのような症状を経験するでしょう。では、なぜマタニティブルーが起きるのかと言うと、最大の原因は女性ホルモンバランスの急激な変化。
妊娠すると、女性ホルモンのバランスが急激に崩れ、出産後はホルモンの量が急激に減っていきます。妊娠すると女性ホルモンであるプロゲステロンやエストロゲンなどが急激に増加します。出産後は逆にこれらの女性ホルモンが急激に減少することが分かっています。
つまり、女性ホルモンが急激に増加したり、減少したりするため、感情のコントロールがしづらくなってしまうのです。さらに、赤ちゃんができた喜び以上に出産や育児に対する不安、不安や孤独感、生活や体型、体調の急激な変化なども影響していると考えられています。
マタニティブルーはいつからいつまで続くの?

そんな辛いマタニティブルー。いったいいつからいつまで続くんでしょうか?一般的にマタニティブルーが始まるのは妊娠初期~中期が多いとされています。
その理由は妊娠による環境の変化や出産への不安などのストレスに加え、つわりなどの体調の悪化などが考えられます。
出産後は赤ちゃんを産んで数日間が最もマタニティブルーがひどい時期だそう。出産によって胎盤が体から出てしまい、女性ホルモンが急激に減る上、慣れない育児により生活がガラッと変わるからです。ただ、マタニティブルーになりやすい時期があっても、それ以外の時期でも起きうる可能性は高いため要注意です。
妊娠してから出産後生理が始まるまでの間はいつなってもいいと言っていいほどです。いつからいつまでマタニティブルーが続くのかは個人差があり、1人目の時だけ起こる人や長期間続く人などさまざまなのでいつまでという厳密な基準がないのが一番つらいところです。
マタニティブルーになりやすい方はこんな人

マタニティブルーはだれでもなりうる症状ですが、なりやすい人というのがあることも知っておきましょう。上記でもお伝えした通り、マタニティブルーの主な原因はホルモンの変化。
ただ、その感受性は人それぞれです。月経前症候群や月経前不快気分障害に悩む方は比較的マタニティブルーに陥りやすいそうです。ほかにも、人に悩みを相談せず一人で抱え込むタイプの方や責任感が強い方、几帳面な方や神経質なタイプの方…などもマタニティブルーになりやすいと言われています。ご自分がこのようなタイプに当てはまるな…と思ったら、マタニティブルーにならないよう対策を考えておきましょう。
マタニティブルーになった時のオススメの対策方法

マタニティブルーになってしまっても、対策方法を知っていればちょっぴり安心できますよね。症状を軽くするためにも実際に先輩ママの声を参考におススメの対策方法をご紹介します。
完璧にこだわらない
つわりや赤ちゃんのお世話でどうしても家事ができない時ってあると思います。
そんな時、「完璧にしなくちゃ」と無理せず、開き直るのも手です。部屋が散らかっていても目をつぶる、食事は買ってきたお惣菜にする…など、手抜きでもいいと思う気持ちも大切です。精神的に自分を追い詰めないことで気分が楽になります。
また、赤ちゃんのお世話についても完璧を求めず、自分が楽できる方法を取り入れることも重要です。たとえば「絶対に母乳をあげないと!」と思う気持ちも分かりますが、たまにはパパにミルクをあげてもらって、その間息抜きしたり…。
まじめで責任感の強い方は家事や育児の手抜きに罪悪感を感じることもあるでしょう。でも、あくまでも「手抜き=マタニティブルーへの対処法」だと割り切りましょう。
軽い運動を取り入れて気分転換
妊娠中や出産後はジムに通ったり、ランニングするのは難しいです。
ただ運動や気分もスッキリするし、マタニティブルーの対処としてもとても効果的!そこで、部屋の中でもできるストレッチやベビーカーを押してウォーキングなどをしてみるのはどうでしょう。また、動画でヨガのレッスンを受けるのもおススメです。最近では「マタニティヨガクラス」や「産後の骨盤ケアクラス」も充実しているので同じ思いのママ友ができるかも。パパがいる日は赤ちゃんを見てもらって、一人でウォーキングすれば、気分もリフレッシュするはずです。
人に話を聞いてもらう
パパや母親など家族だけでなく、親しい友人やママさんなど話し相手を作っておくことも大切です。アドバイスをもらうのが目的ではなく、自分の愚痴を聞いてもらえるだけでもスッキリします。妊娠中の悩みや産後間もないママの悩みを一番理解してくれるのは同じ状況を頑張っているママなので、一緒に悩みを共有するだけでも気持ちが変わります。
もし、話しにくい内容なことなら最近ではSNSなど匿名で参加できるものを利用するのも手ですね。ただ、日常生活に支障をきたすほどのめりこまないよう注意しましょう。
どうしてもダメなら専門家に相談を
マタニティブルーがあまりにも長期間続く場合や、どうしても相談できない内容などがあれば、専門家に相談することも検討しましょう。医療機関だけでなく、カウンセラーや子育て支援センター、保健婦さん…など、だれでもいいので心配ごとや不安なことがあれば、気軽に相談するといいですね。
まとめ
マタニティブルーはいつから始まっていつ終わるのか、症状や原因、対策法についてまとめました。体質や性格によっても様々ですが、一般的にマタニティブルーが始まるのは妊娠初期~中期から注意が必要なので、マタニティブルーの症状が見られるようであればまずは家族に打ち明けてみるのがいいかもしれません。出産後自然に収まることがほとんどと言われていますが、具体的にいつまでに治るとは言い切れないのがツラいところです。
症状が辛い、なかなか収まらない…などの場合は早めにかかりつけの産婦人科医に相談することをおススメします。 マタニティブルーについて知識を身に着け、うまく乗り切ってくださいね。